人人人の野菜タンメン&大餃子

妻が帰省!イヒヒおそうざい十二か月おそうざい十二か月!

引っ越してからプールに行く習慣が途絶えていたので、久しぶりに泳ごうとマルヤマクラスのKONAMIスポーツクラブにいく。

マルヤマクラスはなんでもありすぎる。最近は軽井沢キナリが他所に移転して、そのスペースにクリスピークリームドーナツまで出来た。田舎のロードサイドを凝縮したような今の銀座マロニエゲートよりよほどスペックが高い。これにバーバーと宿泊施設と滝があればニューオータニになれる。

スポーツクラブのフロアにはウェイトゾーンやマシンジムに加えスタジオ3つ、プール、スパ、日サロ部屋まであり、迷うほど広い。
そして月曜7時のスーパーの上とは思えないほど人がいる。
周辺地域に住むオフィスワーカーが帰宅途中に車で来てるのだろうけど、普段スーパーでは見かけないアクティブな野郎がキビキビと動いてるのは同じ施設の光景とは思えなくて、異界感にクラクラする。

プールもやはり結構広い。そして空いている。
外気温5℃のせいなのか道民に泳ぐ習慣がないのかは不明だが、ロッカーの埋まり具合に照らして考えるとどうも後者な気がする。
水深1.2Mの25Mレーンが7コースあり、1つは歩行者コース、2つは子供教室で使われているが、それ以外の4コースにそれぞれ1、2人くらいが泳いでいる具合なのでのびのびと使えて良い。
浜町スポーツセンターのプールと比べると使えるコースが多い代わりに天井が低いが、あれは明らかに外れ値なので多分比較すべきではない。
あの地下神殿的な謎空間にハリースタイルズとかニューオーダーとか流れてる中で泳ぐの結構好きだったけど。

暫く体を動かすことがなかったので10周強で限界が来て、生まれたてのバンビの足取りでプールから上がってスパに行く。

スパには大きな浴槽が二つとサウナ、水風呂があり、運動で疲弊した身体にはどう見ても過剰。明らかにスパ目当てのおっさんをターゲティングしている。
ちなみに本日の浴槽二つは備長炭の湯とトゴールの湯。おっさんへの最適化が過ぎる。汗流した後なんだからもっと爽やかなもので良いのでは?
カランにはRefaのお試しシャワーヘッドまであった。プール外のドライヤーはパナソニックだったのに。マジでスパだけ価値付けが過剰。

ところで小諸そばと日高屋・福しんの重力圏を脱してからというもの、昼は基本的に家の健康的な食事になったので(感謝しておりますとも)痩せた自覚はあったのだが、風呂上がりに体重を測ってみると実に5kgくらい減っていた。厳冬の代謝の働きもあるかもしれないが、そもそも体重が増えたのも浜町に住んでからだった気がするので、それが戻っただけと考えるとやはりオフィス街は体に悪い。

失われた5kg分の福しんに思いを馳せ、人人人で野菜タンメンと餃子にビールで献杯。

福しんと違いタンメンの具材にイカや豚肉はなく、日高屋と違い餃子はタンメンと同時には来ない。

ここは雑居ビルの1階ではなく三菱地所の商業テナントなのだ。ここでは商品価値に満たない具材はノイズとして排除され、着丼の早さではなく提供の順序が意味を持つのだ。

タンメンは野菜が贅沢に載っている。キクラゲがむっちりしていて質が高い。
具材が野菜だけの割にスープの旨味もしっかりしていて、手打ち風の麺も滑らかで美味い。そして餃子がデカい。頬張っても1個につき3口は要するくらいだが、タネの味付けも皮も上品で量は苦にならない。

総じて美味いし隙がない、それ故に毎日は食えない感じがする。

小諸そばも日高屋も福しんも、中毒性の底には何かしらの欠落があり、もはや開き直ったその欠落に七味や穀物酢をドバドバ流し込み、無理矢理にでも欠落に意味を付加して喰らうことで僕は彼らと生きていたのだ。

帰り道、円山公園に咲いたばかりの桜を見ながら、今や失われてしまった欠落に僕は涙した。
今度東京行ったら日高屋で黒酢麺食おう。(タンメン・タンメン・タンメン  完)

投稿日:
カテゴリー: 未分類

作成者: sumi

趣味は料理の本を眺めることです

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA