どんぐり

ルトロワのどんぐりでアジアンフェア実施中。ガパオのパンとかバインミーとか売ってました。
私は好物のマーラーカオを見つけるや否や手に取る。

翌朝蒸し直して食べてみると馬拉糕というよりは昔懐かし系の蒸しパン。


このブログを読んでいる皆さんに伝えたいこと、横浜中華街に行ったらぜひ聚楽の馬拉糕を買ってください。
あれは本当に美味しい。それこそpillowyな独特の弾力と濃厚な卵の香り。
蒸しパンと馬拉糕の明確な違いはこの点なんだろうな。


もちろん自分で作ってみようと思ったことだってあるのだけど、調べると色々なことがわかる。

どこからどう見ても素朴な部類のお菓子ですが、古法(=伝統的な手法)で作ろうと思うと大変な手間がかかるのです。

特徴は老麺を使って生地を発酵させること。
(昨今は手軽にベーキングパウダーで膨らませたものが多い)

老麺とは水と小麦粉を練って発酵させたもので、継ぎ足して継ぎ足して使い続けるらしい。600年とか。
作った生地にこの元種の老麺を少し加えることで発酵を促す。
ゆっくり発酵するので生地を寝かせる時間もそれなりにかかる。

空気中の様々な微生物が関与して発酵している老麺を使うことで、きめ細かく風味豊かな生地に仕上がるそうです。(ほんまかいな)

馬拉糕の場合、上手くできると生地がそれぞれ気泡の入り方が異なる三層に分かれるのが特徴。


自宅で老麺を起こすところまではなんとかやれそうですが、恐らく管理するのが相当難しい上、生地を作る際にかん水が必要になったり何かとハードルが高い。さすがに諦めた。?



前出の聚楽の馬拉糕の原材料。

老麺とかどこにも書いてないし、この膨張剤ってベーキングパウダーのことじゃないの?と一瞬希望が見えたけど、画像検索してみると普通にきれいな三層に分かれてました… 無念。


ちなみにどんぐりマーラーカオ、すんごい膨らみ方ですが割ってみるとなんとこれも層ができていた。もしかしたらパン屋だから発酵させた生地で作ってるのかも?


うーん、なんとかして理想の馬拉糕にありつけないものか。いっそ起こすか老麺?

でも中国語でレシピを探しても全然見つからないんだな。(これは私の検索の仕方が悪いだけかもしれないけど)
柴田書店の点心の本を立ち読みしてふんふんこんな感じねー、と思った次第です。

投稿日:
カテゴリー: 朝食食事

作成者: sumi

趣味は料理の本を眺めることです

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