Cafe de Lento

横浜に旅行に来た。横浜駅からシーバスに乗って赤レンガまで。母とその辺をぶらぶらしながら山下公園まで歩く。

ホテルで荷物を預けて色々見物してたらお腹が空いてきたのでどこかお店に入りたい。12時半ごろ。
中華街はどこも混んでたし、だいたい夜も中華なのでやめにして、元町商店街まで歩いてCafe de lentoへ。意外にもすぐ入れた。
有名なカフェなので以前から知ってはいたけど、主人と横浜に来ると全食中華なのでなかなか入る機会もなく今に至る。

小さなお店。奥まった席でくつろげた。アンティーク感溢れる木のテーブルにソファベンチ。ガラス戸のキャビネットの前の席で中の食器類を眺めるのが楽しい。
食事といえばニース風サラダ一択なのも潔くて良い。
このサラダがまた随分美味しかった。有名になるのもわかる。ニース風サラダというのは本当に難しい料理だな、と思う。
葉っぱ類は程よくドレッシングで味つけ、いんげんはしゃきっと完璧な茹で具合、トマトは瑞々しくて甘い、ゆで卵は嫌味じゃない半熟加減。そして驚くべきはじゃがいも。以前何かの雑誌でlentoのニース風サラダのレシピが載っていたのを見たけど、じゃがいもを低温のお湯でかなりの長時間茹でる、というプロセスがあったと思う。えーこんなに時間かかるのは無理、と軽くスルーした記憶があるけど、なるほどこんな風な食感になるのか!しっとり、お箸(ナイフフォークじゃなくてお箸が出てくるのです。これもまた良い)が楽に入るぐらい柔らかく、それでいて形を保っている。
素材の味を消さない程度の味つけ。アンチョビ味も控えめで食べ飽きない。程よい塩気のツナと合わせて完璧なバランス。
プレートの端に添えられたピンクペッパーやバジルソースも気が利いてる。
母もサラダでこんなに満足できるとは!と感動していた。

それから特筆すべきはハムチーズマフィンとスコーンの美味しさ。マフィンの香ばしい粉の味ともっちり、ふんわりした食感はちょっと他にはないぐらい。
つやっつやのよく焼きスコーンは全粒粉とオートミール入りでざくざく。程よい甘さ。メープルバターを添えて。
焼き菓子の真髄って感じです…

食後に私はコーヒー、母はカフェモカ。カフェモカ、大きなカフェオレボウルで出てくるのが最高。業務用的な白い食器が素晴らしく好み。
きっとタルト類もさぞかし美味しいんでしょう。ぜひともまた行きたいお店。

作成者: sumi

趣味は料理の本を眺めることです

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