洗濯機から波打ち際の音がする

主人が出張でDKMKに行ってしまったので一人で過ごす。
最近忙しいので(ここで笑って欲しい)このブログを書く気にもなれませんでした。

冷凍庫にあったお好み焼きを食べた。お好み焼きを食べる度に関西人のソウルフード、としか書いていないような気がするので、今日はお好み焼きforeverと書こうかと思ったけど写真撮るの忘れた。





今年買ってよかったもの


・美瑛専科のきなこ蜜

夏、美瑛のお土産に購入。北のハイグレード食品2024認定だそうです。
これ以上は出来ないほど細かく挽いたきなこを甜菜糖と合わせてシロップにしたというありそうでない商品。これはすごく良い。甘さがすっきりしていて大豆の香ばしさが感じられる。牛乳に溶かしてきなこミルクにするのも手軽で美味しいし、パンケーキやワッフル、アイスクリームなど、舌触りの良いシロップ状になっているからこその大活躍。きなこ活用の幅が広がった。常備したいぐらい気に入ったのだけど、札幌では見かけない。




・公長斎小菅の竹の鬼おろし

夏にあほほど暑い京都で購入。大根おろしが大好きで、家で食事をすると好きなだけ添えられるのが最高だと思っている私にとってもはや必需品。程よくしゃきっとした食感を保ったままおろせるので、大根おろしが立派な一品に。普通の卸金でおろした大根は汁物に入れたりすると溶けてほとんど消えてしまうけど、これでおろした大根はおろし煮にしても存在感ばっちり。
夏は冷凍したトマトをおろしてお素麺のつゆにしたりもしていました。凍らせた桃をおろすとふんわりしたシャーベット状になってすごく美味しかった。一年中重宝します。
今度はおむすびやサンドイッチが詰められる竹の弁当かごが欲しい。




・ニトリの卵焼き用フライパン

テフロンのフライパンなんてどのみち消耗品で加工の持ちが良い・悪い多少の差はあれ結局は買い換えるのだからニトリの700円のものでいいのです。
この手の長方形の形の卵焼き器って今まで持っていなかったのだけど使いやすい。だし巻き卵なんかを作るのはもちろんですが、お湯を沸かして野菜を茹でる→卵を焼く→魚やお肉なんかを焼く、という感じでこれだけでお弁当を作ったりしています。洗い物が少なくて良い。
購入して3か月ほど使っているけど、今のところまだ全然くっつく気配はしない。




・ラバーゼのバット・角ざる

ラバーゼのキッチン用品は不織布の袋に収められていて特別。優待の度に買い揃える人がいて、ファンがついているんだなあと昔から思っていた。
後述の本の影響もあって、ついに私もラバーゼデビュー(?)今まで野田琺瑯のレクタングル浅型をバット代わりに使っていましたが、桁違いの使いやすさ。料理に使う材料を切ったものをまとめておいたり、お昼ご飯セットを作って冷蔵庫に入れておいたり、包んだ後の餃子や春巻きの置き場にもいいし、ざるにペーパータオルを敷いて揚げ物の油を切ったりと用途色々。
食パン2枚が並べられる大きさなので、フレンチトーストを作るとき卵液にパンを浸しておくにも丁度いい。(このサイズの容器が家になくていつも難儀していた)オーブンにも入れられるので、そのまま焼けちゃう。なんて便利。
有元さんのこだわりで縁の巻き込みがないので、お手入れも楽で乾くのも早いし見た目もスタイリッシュ。皆にプレゼントしたいぐらい気に入って使っています。
別売りのプレート(バットの蓋になる)もそのうち欲しくなるかな?




なんかキッチン用品ばかりですね。A.P.C.のオレンジのワンピースとかNAILS INC梅田限定きらきらネイルカラーも買ったりしたけどなあ。でもやはり勝手について語りたくなるのは家の中のものばかり。




料理本
有元葉子『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』

それは7年も前の本じゃないの、と言うことなかれ。今やっとこの本が自分に響くようになったことが感慨深い。大学生の頃愛読していた料理ブログ?の方が有元さんの本のお料理をちょくちょく作られていたので、当時私も読んでみたことはあったのだけどあまりピンと来ず。
最近になってふと思い立ち、このベストセラー本を図書館で借りて読んでみたら目から鱗。
いちいちレシピに頼るから料理が面倒になるんだな、と。家の料理だから別にいつも同じ味である必要もないし、その日の気分や体調、素材の様子、献立の中でのバランスをみて味を決めていくのが本当の料理上手なのでしょう。レシピを見ずに作った生姜焼きは私の心配とは裏腹に拍子抜けするほど美味しいし、何より作っていて楽しかった。自分の勘を大切に。感化されて最近は有元さんの本を色々読んでいます。




小説
王安憶『長恨歌』

NHKラジオ中国語テキストの後ろに“小説から見える中国語の世界“という中国文学者・橋本陽介さんの連載があり、原文を当たりながら文章表現や文化、世相を解説してくれて非常に読み応えがある。
芽盾文学賞という4年に一度13万字を超える長編作品に与えられる賞があるそうで、その受賞作品はどれも非常に面白いので中国文学を読み始めるには良いかもしれない、とのこと。受賞作の一覧を調べてみて一番読んでみたいと思ったのが『長恨歌』。幸いにも図書館にあったので借りてみた。
た1940年代から80年代にかけて、娘らしく浮ついたところがありつつも慎ましく暮らすお嬢さん・王琦瑶がミス上海に選ばれたその後の栄華と凋落を辿る物語ですが、真の主人公は上海という街そのもの。時の流れとそこにひっそりと横たわる物悲しさを描いているというより他ない。600ページ超えとかなりのボリュームですが、夢中になって読んだ。





T・S・エリオット『荒地』

そんな詩は英文学科なら誰でも知っているじゃないの、と言ってくれるな。真面目に読み返したら心打ち震える。読まなくても、目で見る分にも素晴らしい。“The Waste Land”であって“The Wasted Land”ではないことについて誰かが言及していたので読み返したような気がするのだけど、それは何の文章だったか…




映画

今年観た映画3本
・『花様年華』
・『宗家の三姉妹』
・和歌山カレー事件のドキュメンタリー

妥当な本数です。花様年華は10年前から観たかったのでやっと観ることができてよかった。
映画は我慢ならないけどドキュメンタリー作品はまあまあ好き。



ケーキ
C‘est BO et BON のサバラン クラシック

作成者: sumi

趣味は料理の本を眺めることです

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