楽しいはしご朝食の時間もおしまい。駅で見送ってもらい、そこから桃園国際空港に向かう。雙連から台北まで2駅MRTで移動(通勤ラッシュなのか結構混んでおりスーツケースを押し込まねばならなかった)、少し歩いて空港線に乗り換えエアポート急行的な列車に乗り込み大体1時間強。
オンラインチェックインを済ませておいたので空港に着くととりあえずスーツケースを預け入れ。
まだ時間は十分あるけど手荷物もそれなりの量だったのであまり探検する気にもならず、搭乗口に向かうことにする。
保安検査ゲートの先は、免税店が並ぶ合間に各搭乗口に降りる階段が点在している不思議な造りになっていた。
11時40分発のscootの飛行機(なに、それ?)に乗るのだけどあまりに早く行きすぎたのでまだ前の出発便のSTARLUX(星宇航空)札幌行きの搭乗案内が行われていた。
正直搭乗口の場所があっているか心配していたので、なぜ前の便も札幌?搭乗口と行き先って紐づけられているのか?そして次の搭乗案内ってどのぐらいの間隔で始まるものなの?とどんどん不安が増してきた。
スターラックスの係員が未塔乗の人がいないか最終確認するために待合エリアを周っており、私にも声をかけてきたので違うよ、とチケットを見せたらdifferent companyと言って去っていった。そのcompanyの飛行機はsame搭乗口から飛ぶんですかと聞こうかと思ったけど、この頃には多分scootの飛行機に乗るであろう人々がぽつぽつ現れ始めたのでただ待つことにする。
それにしても、スターラックスの地上職員のユニフォームは惚れ惚れする格好良さ。少し光沢のあるグレージュの生地が洗練された印象。立ち襟のジャケットはウエストの高めの位置にベルト、ちょっとペプラムっぽいシルエットでまさに星宇って感じのスペーシーな雰囲気。
desireの中森明菜みたいな髪型でパンツスタイルを着こなしていた長身女子が格好良すぎで目が釘付け。(気になりすぎてCAの制服も調べたけど地上職員の方が良いなあ)
そんなスタイリッシュな出立ちの人たちも業務を終えて去って行き、しばらくするとscootの職員がやってきて一安心。
そうだ飲み物でも調達しようと思い自販機の前に行ってみるとなんとなくチョイスに困る品揃え。ふと横を見ると給水・給湯器があり、健康酵素ドリンクのボトルを取っておいてラッキー、と水を入れようとしたけど一向に出てくる様子がない。お湯なら出てくるのか?と別のボタンを押してもだめ。
見かねた清掃員の方が親切にも使い方を教えてくれました。一度ボタンを押したら水が出てくるまでしばらく待たねばならないということだったようです。せっかち…
で、で、scootってなに?
シンガポールのLCCらしいです。酷航=クール航空?
果たして本当にクールな航空会社でした。だって塔乗中Coldplayの歌が流れてるんだから。他にも何曲か流れていたけどどうも空をテーマにした選曲らしい。
しかもCAの髪がキュートなピンク色で度肝を抜かれる。ユニフォームは黒と黄色のカラーブロックのちょっと60年代風ややミニワンピース。用があったらいつでもscooteesに申しつけてね!scootees?
こういう航空会社があるのも楽しいね、って感じです。(飛行機は333の配列でスペースにゆとりもあったし、タイガーエアと違って日本語アナウンスは録音音声でばっちり聞き取れたので総合的な満足度も高い)
やっと安堵し、電話をWi-Fiに繋ぐこともせずどこを飛んでいるのかも知らないまま、ただひたすら4時間眠りの境界線を越えたり戻ってきたりを繰り返す。