日も暮れてようやく暑さも少し和らいだので食後三条通を散歩する。
昼間より出歩く人の数も増えていてまるで台湾のよう。
カレーの後はコーヒーと決まっているので、三条大橋のスターバックスの川床にでも行ってみるかと思ったら案の定人がいっぱいいて、さらに営業時間も終了間近だったので退散。宮の森以外のスタバで快適に過ごせる店舗ってあるんですかね?
床にそんなに興味があるわけでもないので、コンビニでアイスコーヒーを買って鴨川に座り込んでぼーっとする。ここは大きな蛙の声が聞こえる。
いかにこの街に観光客が増えようが、等間隔で鴨川に座る青春は永遠不滅なのが素晴らしい。この一帯は完全に京都人の縄張りといった様相。

ふらふらと四条に向かって歩きいつの間にか祇園の辺りにたどり着いた時、某ブロガーが紹介していた夜しかやってない団子屋さんの存在を思い出して寄ってみた。22時から24時まで営業ってすごいな。
果たして店と呼んでいいのかわからないような、路上に張り出した場所でひたすら団子が焼かれている。
人気のようでこんな夜中なのに少し列ができていた。調べてみても詳しい情報もなく何かと謎が多いが、包んでもらった団子はほかほかで嬉しくなる。
ホテルに戻って開けてみたらなんと珍しい、みたらし餡にきな粉の組み合わせ。団子はかなりこんがりと焼かれており、醤油の香りの強い餡によく合う。きな粉は甘さはほぼ無く、香ばしさをさらにプラス。
なんとなく味のバランスが良くて、団子が小さいのもあっていくらでも食べられそう。やはりみたらし団子は程よくしょっぱいのがいい。
飲み物は一保堂のあまーいグリーンティー。子供の頃よく飲んだ懐かしい味。
変わった店で美味しい団子を買い、ホテルでお茶して旅を満喫している気分。
