母が泊まっていたホテルの朝食がえらく評判らしく、一緒に行ってみることに。
私にとっては中島公園といえばパークホテルで、公園のこちら側にもホテルがあったとは全く知らなかったのですが、宿泊者用の中庭に面したラウンジがあったりとなかなか良さげなホテルでした。
朝食の会場は5階のビストロ ラ・プロヴァンス。朝食会場が1階じゃないって少しめずらしいような。
日替わりのメインプレートがサーブされて、あとはセミビュッフェの形式。
今日のメインはハーブの香りのソーセージ、煮豚の黒酢ソース、白身魚のエスカベッシュ、ローストした玉ねぎ、青菜の白和え。
ビュッフェコーナーは戸惑うほど広すぎず、物足りないほど狭すぎずの丁度いいボリューム。
アミューズ用の小皿やグラスにあらかじめ盛られたメニューもあるのが目新しい。自分で盛り付けするのってどのお皿に?どんな風に?と考えてしまい意外と面倒だったりするのでこれはありがたいし、何よりお洒落。
ローストかぼちゃのピュレに生ハム、海老とブロッコリー、オリーブのカクテルなど。
北海道のホテルの朝食って、ベーシックなメニュー+大体海鮮とかスープカレーとかいわゆる北海道らしい食べ物を押し出したところが多いと思うのだけど、ここは一味違うビストロ風というコンセプトがしっかり押し出されていて素敵。なんとワインも飲み放題なのです。飲むと眠くなるのでやめておいたけど、一口ぐらい飲めばよかったなー
ホテルメイドのパンも色々。プレーンなものだけでなく、クロワッサンのサーモンサンドやミニクロックムッシュなどアレンジされたものもあるのが面白い。
フレンチトーストがおすすめらしく、デザートとして蜂蜜とジャムを添えていただきました。焼きたてではないのに端っこはかりかりですごく美味しかった。さすがおすすめの一品。
甘いだけではなくリコッタチーズ、生ハムを合わせて甘塩っぱくも食べられるのが良い。
さらに朝からデザートも充実。ティラミスやマンゴープリン、フロマージュブランなどお腹いっぱいでも食べられちゃいそうなグラスデザートたち。コーヒーカップの脇に添えたくなるようなサブレまで抜かりなく美味しいのがすごい。全てのメニューが丁寧に作られている印象。
そして何より素晴らしいのがサービス。朝からスタッフの方は皆笑顔だしフレンドリー、全体に細かく気を配っていることが伝わってくる。
テイクアウト用の紙カップに紅茶を注いだら熱くて持てなかったのを見て、いち早く側に来てカップを二重にしてくれた。基本的にこの街の接客には期待値が低かったので感動もひとしお。
食後紅茶を飲みながら母の泊まった部屋でしばし寛ぐ。中島公園の全景が見渡せるかなりラッキーな部屋。
少し設備は古いけど清潔感はあるし、私が泊まる機会は多分ないけど人におすすめしたいホテルです。ロビーにはオリジナルの中島公園マップが置かれていたりと独自のサービスが好感度大。母も気分転換になったようでよかった。
その後はいい天気の中島公園を散歩。
鴨が地上から池に入るのを眺めたり、天文台で太陽を見たりした。
