ロイズカカオ&チョコレートタウン

母が遊びに来た。
どこに行ってみたいか調べておくわ〜、からのリクエストがなんとロイズカカオ&チョコレートタウン!実は私も少し興味があったのでナイス。


札幌駅で合流して学園都市線 北海道医療大学行きの電車に乗る。ロイズタウン駅まで30分程度。

JR北海道30年ぶりの新駅だそうです


ローズガーデンが併設されていて見事に満開!



さてこの施設ではロイズ社がコロンビアに所有しているカカオ農園でいかにしてカカオが栽培されているか、また収穫後発酵や乾燥といった過程を経て輸出され、さらに日本で製品として完成に至るまでの長い長い道のりを追体験することができる。
子供向けの展示なのでは?と正直侮っていたので、ここまで面白いとは思わなかった。これは感動もの。
一枚のチョコレートにどれほど多大な労力がかかっているのか十分理解することができるし、それを享受できることに対して感謝の気持ちを忘れないようにしようと思った。

(実際に工場ではコンチング作業が行われていて、ダークとミルク、隣り合ったレーンで粒子を細かくするためにチョコレートがひたすら撹拌され続けている様子も見ることができた。胸いっぱいに吸い込みたい素晴らしい香りでした!)



しかしこれだけでは終わらないのがすごい。いやー見応えのある展示だったなー、もう出口かな?と思ったらミュージアムエリアに突入。
ロイズがコレクションした蓄音機、ジュークボックス、旧式ラジオ、自転車、油彩画、水彩画、オーロラの写真、木彫り熊など。
さらにチョコレート大好き3名による包装紙、缶、ギフトボックス、モールド型、ショコラを愉しむ道具のコレクション。贈った相手を喜ばせたであろう手の込んだパッケージや繊細なショコラカップは、往時チョコレートが最高の贅沢品だったことを偲ばせる。

懐かしいパラソル型のチョコレート



さらに歴代ロイズのパッケージに社のあゆみ。「クオリティ」「オリジナリティ」「プライス」の3点にこだわりを持ち続けているとのことです。まさに。イタリアフェアでアモールポレンタのような知名度の低いお菓子も販売して、しかもそれが本質を損なわない程度に絶妙にロイズらしくアレンジされていて親しみやすい美味しさになっていることには感心させられた。無駄を削減してコストを抑え、手に取りやすい価格を維持する企業努力もありがたい。いつも側にあって欲しいチョコレート。



ちなみにチョコレート作り体験をすることもできます。大人2人でも楽しかった。
エプロン、帽子、マスクを身につけ、板状のチョコレートの絵柄、ミルクかホワイトかを選択して係の方に機械でチョコレートを流し込んでもらい、ガガガガ!と振動を与えて平らにならす。
その後は時間との勝負!大体2分で固まり始めるそうなのでその前にナッツやドライフルーツ、クランチやカラースプレーを使って好きに飾り付け。これはセンスが問われる。
終わったら冷却マシンに入れてぐるぐる回りながらチョコレートが固められるのを観察。約10分。
好きな箱を組み立てて紐を通し、チョコレートをセットして完成!

思いの外早くチョコレートが固まって、考える時間がなかったー。最初からどんな風にデコるかしっかりイメージしておかないとなかなか難しいですね。私はミルクチョコ側の四隅にナッツ、ホワイト側の四隅にドライフルーツを並べて、真ん中にクランチ、フランボワーズをそれぞれ散らしてみた。
お手本はROYCE‘ロゴを描いていたり、ニコちゃんを描いていたりで可愛かった。







入館前、ロイズベーカリーのパンをお昼に食べた。きたあかりが丸ごと入ったカレーパンとじゃがいも入りの白あんパン(わかさいも感がある)。
ここの店舗ではピザが限定のようです。塩味だけではなく甘いのもあって、チョコマシュマロやキャラメリゼされたナッツぎっしりのもあった…(うっとり)

あとなぜか通常のパンを巨大にしたものが売られていた。人気の生チョコクロワッサンやチョコドーナツ、ロングロングチョコクリームスティックパンとか…
クロワッサンは切って温めたらチョコが流れ出してしまうし、スティックパンは持って帰る途中で折れてしまいそうだったので巨大メロンパンを買ってみた。iPadより大きくて主人にウケた。4当分にして食べたけど美味しかったです。


見学後はコロンビアの自社農園のカカオを使ったホットチョコレートで休憩。
注文後に作ってくれるので泡が立って口当たりも滑らか。コロンビアのカカオはほんのり酸味があってフルーティー。寒い日だったのでほっと癒された。


帰る前にショップでお買い物。コロンビアカカオの生チョコと、この施設のキャラクター カカオクマのエコバッグを購入。(あんまり可愛かったのでつい)
ロイズタウン駅や電車をデザインしたパッケージのチョコレートもあってそれもいい感じでした。


とても充実した場所で、来るチャンスに恵まれてよかった。チョコレート好きの人は是非行ってください。

作成者: sumi

趣味は料理の本を眺めることです

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