和風ドリア

両手が荷物で塞がってるけど、明日は荒天の予報なので今日のうちに何か買い込んでおこうと思って駅直結のマルヤマクラスへ。

幸いマックスバリュはいつもと違ってすごく空いていたので、やたらと嵩張る荷物が他の人の邪魔にならずに買い物できて良かった。(とはいえ、疲れていて訳のわからない買い物をしてしまったけど。木綿豆腐と絹ごし豆腐、なぜどちらも買ったのか?)

外に出てなるほど納得。これはひどい天気。誰もマックスバリュに買い物に来ない訳だ。
細かい雪が大量に、風に吹きつけられているけれど、もう傘をさす手も空いてないし、そのまま家まで歩くしかない。
除雪も全然追いついておらず、ローファーの足が完全に雪に埋まる。冷たい。頭やコートに積もる雪を払う余裕もなく、全身真っ白。とにかく荷物が重い。一歩一歩、ずぶずぶ埋まる足とスーツケース。

2019年?東京の大雪の日、都電荒川線が止まって、寮までガードレールにしがみつきながら坂道を上った思い出並みの疲労感。
やっとの思いで自宅にたどり着いたけど、手袋もせずに歩いてきたので、じんじんと痛いような痒いような感覚でしばらく鍵を取り出せなかった。


家に帰ってから思い出した。今日は遅くなるから農家の息子でお惣菜が何か買おうと思っていたのに、すっかり忘れてた。あほすぎる。
どうしようもないので謎にリクエストされたドリアを自分比大急ぎで作る。
解凍したご飯に小松菜、ツナ、中途半端なあまりのハム、溶かしバターを混ぜ、塩とちょっとのお醤油で味付け。
慌てて作ったベシャメルをかけて、チーズをのせてオーブンへ。

焼けるのを待っている間に適当なトマトのスープを作る。トマトを鶏がらスープで煮て、オリーブオイルと胡椒で香りをつけただけ。

結果的にドリアは昔懐かしい味に仕上がって、相当適当に作った割に美味しくてなんか元気出た。(明日まで放ったらかしにせずにスーツケースもちゃんと片付けられたし)

中学生の時だったか、電車のキッコーマンの中吊り広告に載っていた和風ドリア(具材はほうれん草とツ。 もちろん味つけは醤油)が美味しそうで、母にそんな感じのものを作って!とリクエストしたことがあったなあ。
父と弟がドリア嫌いのためあまり食卓に上ることはなかったけど、個人的にはお気に入りのメニューでした。

作成者: sumi

趣味は料理の本を眺めることです

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