美味しめのぜんざいを母が食べたかっていたので、買い物のついでに大丸の横の大極殿本舗に寄る。
確か前に来たのは6月で、その時は琥珀流しをいただきました。梅とヨーグルトの二種類だったかな。
相変わらずしーんと静まり返った空間。比較的モダンなしつらえだからなのか観光の人はおらず、京都の人がさくっと休憩に来ているような雰囲気。
母は相生ぜんざい。備中白小豆と丹波大納言小豆を合わせ、こんがり焼いたよもぎ餅をのせた贅沢極まりない一品。こんなおぜんざいは初めて見た。
箸休めが塩昆布や佃煮ではなく、ほんのり塩味のお干菓子なのも面白い。
私はまた琥珀流し。今月は紅麹の甘酒か白味噌という共に魅力的な選択肢。より味の想像がつかない白味噌にしてみた。
京人参があしらわれているのがチャーミング!
生クリームも入っているらしく、バタースカッチのようなまったりとした味わいに塩気が癖になる。
このやわこい寒天の舌の上で崩れる食感は唯一無二。
こんなところにひっそりと上半期のお味の予定表?が。
やはりなかなかチャレンジングよ。隣にいたお客さんがトマトめっちゃ美味しかった、と話していた。
気楽にこんな場所で一服できる、京都って素晴らしい街なのでは。琥珀流しの蜜を追って四季を感じられたらそれは幸せでしょうね。
母のぜんざい欲も満たされ、良かった良かった。