・栗の春巻き
・鰤のバルサミコ照り焼き 春菊
・柿とバジリコのサラダ
この間グラタンが一番好きな栗料理かも、と書いたけどあれは訂正。春巻きが一番かも。
渡辺康啓氏の”毎日食べる。家で、ひとりで。”に掲載のレシピ。とろっとするまで炒めた玉ねぎ、荒く刻んだ栗、おろしたチーズ、たっぷりの胡椒を合わせたものが餡。
粗塩と蜂蜜を添えて食べる。ワインによく合うたいへん洒落た味。
そろそろ栗も終わりかなー。ポタージュや煮物も作りたいとは思うのだけど。
柿とバジルのサラダは同氏の別の本から。これもまた、乙な組み合わせ。あまり食べないので忘れていたけど、柿って結構個性的な味をしている。バジルの清涼感とは相性抜群。
この人が作る料理のレシピって、上手く作るのがとても難しい。構成要素が少ないゆえに調味料の質はもちろん、ちょっとした塩の量にも味が左右されてしまうので集中力が要る。
今日の柿のサラダは上手いこと味が決まったので嬉しい。
それにしても、”毎日食べる。家で、ひとりで。”というタイトルは昔の自分にはかなり沁みた。ひとりでもちゃんと食事を用意するのが自分の健康と満足につながると思っていたので。
(この本は渡辺さんがコロナ禍の1年に自宅で何を料理し、食べたかの記録がベースになっている)
しかしぼんやりと背表紙を眺めてみると、なんだか寂しい気持ちになった。一人暮らしって全然楽しくなかったよな。
とはいえ、この本の内容は人の生活をちょっと覗いてみるような感じでとても面白い。渡辺康啓氏のファンだった素敵なYさん、お元気かなー。