塊の豚肉を買うと大抵の場合まず塩豚になって、そのあとはポテになる。別に豆と煮込んだりしてもいいのだけど、野菜がたくさん入るのは嬉しいということもあってポテ率が高い。
豚肩ロースに塩、砂糖、胡椒を揉み込んで1週間寝かせる。
鮮やかなピンク色になった豚肉をまず圧力鍋で柔らかくして、その後は玉ねぎ、人参、セロリ、キャベツ、さやいんげんを加えてただただ煮込むだけ。
豚肉の強い旨味と野菜から溶け出した香りが合わさると、何も手を加えなくとも立派なスープに仕上がる。
ちなみに具の野菜の中で一番美味しいのはキャベツ。豚の旨味をほとんど独占的に吸っている。
セロリと人参は逆に全ての香味をスープに放出した後のガラという感じ。舌の上でぐずぐずと崩れる柔らかさがあるのみ。
じゃがいもはスープが濁らないように別鍋で茹でてから合わせるのだけど、これは豚と一緒に口に入れたときの相性が良い。
粗塩やマスタードを添えて食べる。フランスでは家庭によってマヨネーズを合わせることもあるらしいけど、未だに試したことがないし、これからもやってみることはないでしょう。パンはガーリックトースト。
買った素麺もまだ食べ終えてないのに煮込み料理に手を出してしまった。