①2023 明前 坪林野放金萱緑茶
金萱の緑茶はこの間のチーズお茶会でも頂いたけど、今回は水出しで。よりさっぱりとしたグリニッシュな味に感じられる。それでも後口は金萱らしいまろやかな甘さがふわっと。
②2020 春 六亀野放白茶
手元のれんげに入った茶葉を椀に移し、お湯を先生に淹れてもらうという面白い飲み方。完全に飲みきらず、お湯を足しながら楽しむ。湯気を浴びて抗酸化作用に期待しましょう。
棗のような甘味・酸味・そして独特の乾いたような感じがあるフルーツ系の香り。
水無月。餅が持つ何というんだろう、白いというか、ほのぼのとした味わいにこのお茶がしみじみ美味しい。心身を癒してくれる。
③2021 春 六亀野韻黄茶
黄茶特有の(私は穀物っぽいと感じる)香ばしさと、元々の緑茶の青さ、さらに六亀の蜜のような甘さが入り混じってそれぞれが現れては消える。捉えどころがないぼやんとした味。(褒めてる)
④2021 冬 六亀喬木青茶
茶杯が入っているのはなんとお菓子の型。温めるのに使ったお湯もこの中に捨ててしまう。茶杯が外からも温まっていい。
ちょっとお茶が暴れる茶壷で扱いは難易度高し。リズミカル注ぐ先生の手つきから目が離せない。濡れた茶杯の底は手元の茶巾で拭ってから各人へ。
喉越し烏龍茶、香りはやはり六亀。
⑤2021 春 六亀野蜜紅茶
紅茶らしい、こってりとした味わいと六亀の香り。一番味と香りのイメージが近しいかも。
これは淹れましたが全然上手くできなかった… いざ自分の番が回ってくるともう頭真っ白。あれ、薬缶から直接蓋碗にお湯注いでたっけ?それとも茶海から?とか思い出せなくなる。手の震えが止まらないのがまた情けない。
蓋碗から茶杯に注ぐときが緊張のピークで、その後はもう放心。なのでそれぞれの茶杯に注ぐ量がまちまちになって飲む人には申し訳ないです。
味はまあ、先生も仰る通りどう淹れても美味しい。
枇杷の水羊羹。オレンジ色の味。
今回すべて六亀の野放茶を飲むというめずらしい体験をしましたが、製茶法が違えどその産地に共通する香りがあることを実感。くぐもった蜜のような独特の甘さ。六亀はここ10年ぐらいで注目されてきている産地だそうです。以前は国有地だったため、良いお茶が栽培できるにも関わらず知られていなかったらしい。今後家でお茶を淹れるときはちゃんとメモを取ろうと思います。観察が足りない。