まさか続編があるとは、の茶会。今年度は実践も。
①2022 文平白茶
白い産毛がたくさんある繊細な茶葉。なので、一度茶海に移して温度を下げたお湯で淹れる。
台湾でも白茶を作っているんですね。私が知っている中国の白茶とはかなり違う印象。とろっとした薄甘さがない。
あの白茶独特のお湯なんだかお茶なんだか、という優しい味なのだけど、柑橘の爽やかな香り。今日のような日差しの暖かな日にはうってつけ。
②2021 紅玉紅茶
日東紅茶が台湾で紅茶(アッサム)を作っていたんですね。
この紅玉はニッキのような甘くてスパイシーな香りの中に薄荷のような独特の清涼感。とても個性が強いお茶。台湾のような暑い気候の土地で人気が高いのは納得がいく、と先生。
③2011 小葉花茶
これぐらい年数を経た緑茶もありなんだな。
青々とした刺激はすでに消え去っていて、心地良いマスカットのような香り。
柄にもなく最初の最初、白茶を淹れる人に名乗り出たのだけど、まあ緊張した。五人の人間の目が、自分の手元を注視しているというのは、なかなかな状況じゃあないですか。手が震える。
◎以下自分メモ
・身体の中心を常に意識 右側にあるものは右手で 左側にあるものは左手で 左右をクロスさせることがないように
・次の動きに移る前、茶器を持ったらそれを身体の中心に持ってきて一息つく この時注ぎ方を決める
・右手で持ち上げた茶器を体の中心に持ってきて、左手を添えて安定した持ち方に移す
・茶器を温める際のお湯の量をよく見ておく 茶海から茶杯への分配も同様
・蒸らす時間の長さはもちろんのこと、お湯の差し方で味が決まる その人らしさが出る
お湯の当たりを優しく、なめらかに
・蓋碗は碗の方を親指、中指で挟む 蓋の窪みを人差し指の先端側面で押さえる 少し蓋を傾けてから注ぐ
お湯を入れたとき茶葉が浮いている場合は蓋を使ってゆっくりと沈める
・茶壷は持ち手の上部を親指、中指で摘むように持つ 蓋の端を人差し指の爪先で軽く押さえながら傾ける
・蓋碗や茶壷から茶海に注ぐとき、肘を上げない 小脇を締める
・とにかく力が抜けているように見せる それが小慢のこだわりポイント?
重いものも軽そうに扱う 肘や指先を伸ばしきらない 丸みをつけて優しく動かす
先生は醤油差しをも無意識に丁寧に扱っていることにふと気づいたとき、お茶が身についてきたことを実感したそう
・茶通で茶葉をいじりすぎない 茶葉に触るのは一回、多くても二回 こもった熱を出してあげる
・茶杯を相手に差し出すときは、目を見て、笑顔で!