高嶋屋

何を隠そう私が一番好きな食べ物は鰻である。子供の頃から変わらずずっとそう。どうも鰻を前にした私は相当幸せそうな顔をしているらしい。いつも笑われる。(父はその写真をたまに年賀状に使っていた)

さて久々に食べる鰻は小舟町・高嶋屋にて。明治8年創業、なかなか風情のあるお店。

八海山、お通しの鰻の煮こごり、う巻きをつつきながら鰻重を待つ。う巻きってこの世の幸福を詰め込んだみたいな食べ物だな。

さして待たずに鰻重がくる。お重の蓋を開けるのはいくつになっても心踊る瞬間。クリスマスプレゼントの包みを引っぺがす子供の気分。

鰻は共水うなぎ。口の中で溶けてなくなりそうなぐらいふわふわに蒸されていないところが好み。程よい歯応えで満足感がある。甘ったる過ぎず、きりっとし過ぎずのたれも良い。そしてご飯が美味しい。何て名前だったかな、見慣れない銘柄のお米だったと思う。個人的にはもう少しご飯にたれ多めが好みだけど、美味しかった!

作成者: sumi

趣味は料理の本を眺めることです

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