主人が私の退職祝いにケーキを買ってきてくれました。
チョコロールとチーズケーキ。どちらもすごく美味しかった!
チョコロールはフォークを差し込むと生地の手応えに驚く。口に入れると薄いながらもしっとりしていて、ほとんど甘さがない。強烈なカカオの香りで口の中が満たされる。
クリームもかなり固めで、まったく甘くない。乳脂肪分がスポンジのビターさを和らげるような感じ。
可愛らしいぐるぐるの見た目からは想像もつかないような味。かなり攻めたところで絶妙なバランスをとっている感じ。
チーズケーキもくまの焼印なんて入ってるけど、見かけによらない味。
しゅわっと音がするような軽さで溶けるかと思いきや、濃厚なチーズが意外と長く主張。スフレチーズケーキとニューヨークチーズケーキのいいとこ取りのような雰囲気。
チーズ生地の甘さは抑えめ。
そして土台の香ばしいサブレ生地に甘味がある。このバランスってめずらしい。
素朴な見た目から、真っ当でどちらかと言うと万人受けするような美味しさのケーキを予想していたので食べてびっくり。なんだかストロングな感じです。
こういうタイプのケーキって、このパーツがこういう味だからこのバランスなのかー、と考えながら食べられるのが楽しい。こぼく、もっと通いたいですね。
ところで、職業がこんなにも自分にべったりついて回るものだとは思わなかった。そのことを大学生の自分に知らせてやりたいですね。まあもう終わった話だけど。
これも必要な経験だったということでしょう。