人生で一番心を動かされたお菓子屋さんは間違いなくエーグルドゥースでしょう。
徒歩25分の所に住んでいた頃は足繁く通ったものです。
今後あの感動を超えるお店は現れるまい。
およそ一年ぶりでしたが、相変わらず結構な人。
入店まで20分ぐらい並んだかな。
お誕生日の向きにはもちろんシャンティフレーズ。
私はタルト・オ・キャラメルサレ。
結構対照的な二つ。
シャンティフレーズはふわふわの生地と、そこにたっぷり打ったシロップ、絶妙な甘さ・軽さのクリームと苺の酸味がすべて完璧に調和して生み出される口溶けの良さ。
タルト・オ・キャラメルサレは各パーツの主張がはっきり。
クリームの下のキャラメルのガナッシュはかなり塩が効いていて、タルト生地もその強さに負けないぐらいのアーモンドの香ばしく華やかな香り。
共通して言えるのは、意味のないパーツが一つもないということ。構成のすべてが緻密な計算の内に成り立っていることが素人にも感じられる。
やはり不動のナンバーワンです。
この素敵なろうそくと真鍮の燭台は京都のD&DEPARTMENTで買い求めたもの。
滋賀の大與の櫨の和ろうそく。櫨の実から取れる蝋で作っているそうで、普通のろうそくとは炎の揺らぎ方がちょっと違う。そして独特の良い香りがします。